東北ILC推進協議会では、仙台市内ホテルを会場に、7月8日(金)に令和4年度総会を開催しました。
今回は、新型コロナ感染症拡大防止の観点から、会場での参加人数を限定し、オンライン配信も併用する形で開催したところ、会場には30会員に出席いただき、議決権行使書を提出された186会員と併せ、216会員の参加がありました。
【総会】
高橋宏明代表が議長を務め、次の議案についてご審議いただき、原案どおり承認されました。
第1号議案 令和3年度事業報告並びに決算について
第2号議案 令和4年度事業計画(案)並びに予算(案)について
第3号議案 役員の選任(案)について
第4号議案 国際リニアコライダーの日本誘致に関する決議(案)について
今総会で、協議会設立時から代表を務めた高橋宏明東北経済連合会名誉会長が退任しました。東北経済連合会会長である増子次郎氏が新たに代表に就任し、大野英男代表(東北大学総長)と増子代表による新たな体制がスタートすることとなりました。
新旧代表からのあいさつでは、増子新代表は、「ILCを支える技術からは、半導体、AIや量子等、様々なイノベーションが生まれることが期待される。高橋代表の取り組みを受け継ぎ、ILCの日本での実現、東北への誘致に向けて、会員の皆さま方と連携し、精一杯取り組んで参りたい。」と抱負を語りました。
高橋前代表は、これまでの活動を振り返り、「産業界の代表として、皆さまとともにILCの推進に携わってきた。これまでのご支援協力に心から感謝申し上げるとともに、東北でILC計画が花開くことを祈念する」と述べました。
なお、代表の委嘱により、高橋前代表は名誉顧問に就任しております。
さらに、東北大学 植田拓郎理事、達増拓也岩手県知事、池田敬之宮城県副知事をはじめ、首長、団体の長の皆さまから、ILC誘致に向けた熱いメッセージをいただきました。
【講演】
ILC-Japan代表の浅井祥仁氏を講師に迎え、「ILC日本誘致への取り組みについて」と題して講演をいただきました。国内外でのILC検討状況の紹介とともに、国際的な費用分担等、様々な課題解決への取り組みについてサポートの必要性を訴えられました。
3年ぶりに会員の皆さまに会場に集まっていただいての総会となり、皆さまのILC誘致への熱意を感じることが出来ました。
当協議会では、東北大学総長の大野代表、今回就任した増子代表のお二人のもと、ILCの実現に向け全力で取り組んで参りますので、皆さまの御協力を引き続きよろしくお願いします。