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東北ILC推進協議会では、7月1日(月)にウェスティンホテル仙台で、令和元年度総会を開催し、村井宮城県知事や達増岩手県知事、郡仙台市長など本協議会役員及び会員団体の関係者約200名が出席しました。
はじめに大野代表(東北大学総長)が挨拶し、「高エネルギー加速器研究機構(KEK)が国際ワーキンググループを設置する等、ILC計画は3月7日の政府の関心表明以後、着実に前進している。ここ半年から1年が決定的な山場と見られる。」と述べられました。
議事においては、今年度の事業計画及び予算や、国際リニアコライダーの日本誘致に関する決議が承認された後、役員の皆様から、ILCの誘致実現に向けた決意表明をいただきました。
この中で、高橋代表(東北経済連合会名誉会長)は、「ILC誘致にとって、今年度は最大の山場である。日本政府が、さらに明確な意志表明を早く行うようにがんばっていきたい。」と述べました。
議事の最後には、菅原気仙沼市長の発声のもと、壇上の役員と会場の出席者が一体となって「がんばろうコール」を三唱し、誘致実現への決意を新たにしました。
総会後は、ILC100人委員会代表世話人で、東京大学公共政策大学院客員教授の増田寛也氏が「ILCと地方創生」と題して講演を行いました。この中で、「地方創生の観点からもILCが実現すれば東北の魅力が増加し、他の地域にはない有力なツールを持つことになる。ILC実現に向けては、地方創生だけでなくILCを国土形成計画に位置付けることが必要である。」と説明されました。
がんばろうコール